「届く光」とはなんなのか? 〜第1回 「平井正也BANDとは」〜

2017年9月15日、平井正也BANDの1stアルバムが発売になります。
すでに全国のCDショップやAmazonなどで予約注文がはじまっていますが
発売元のnelco records本社(自宅)では家内制手工業を駆使して日夜生産中であります。

 

この「届く光」という作品について、早く何か書かなければと思いながら
なかなか筆が進まなかったのは、
この音楽がとても自分に近いからなんじゃないかと思います。
自分のことを説明するのはとても難しい。
でも、「これが平井正也です」というものが作りたかったんだから
間違っていなかったと信じています。

 

曲を作っている時
スタジオでうたっている時
ミックスのアイデアを考えている時
マスタリングの音像を想像している時
ジャケットのアートワークについて相談している時

 

その瞬間瞬間に、もしもいま自分が死んでしまったら
なんてことをふと考えてしまいました。
それくらい、手応えを感じながら制作を進めてきて
これを届けない限りはまだ死ねないという思いだったのです。

自分のわがままを叶える作品だったけど、決して自分ひとりでは作ることはできませんでした。


そこでどんなふうにしてこの作品が作られたのか?
この「届く光」とはなんなのか?
ちょっと大げさですがテーマごとに分けてお話ししてみようかと思います。


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「届く光」とはなんなのか?
〜第1回 「平井正也BANDとは」〜

 

2016年、マーガレットズロースは結成20周年を迎え6年ぶりのアルバム「まったく最高の日だった」をリリースした。
久しぶりに全国ツアーもして、バンドとして今が最高だと実感したが
メンバーと遠距離であることや、それぞれの生活スタイルを考えると活動は制限されるのが現実で
バンドを続けるならぼくの音楽的欲求のすべてをマーガレットズロースで消化しようとしない方が良いと考えるようになった。

平井正也のソロアルバムを作ろうと思ったのはそんな自然の流れで、ソロアルバムというよりはマーガレットズロースにとらわれずに、自分が思いつく最高の形で音楽を形にしたくなったのだ。

 

2016年5月、ベースの船戸博史(ふちがみとふなと)、ドラムの鈴木亜沙美(ミチノヒ、僕のレテパシーズ)と3人で平井正也BANDとして大阪ムジカジャポニカで初ライブ。
二人とはそれぞれ別々にライブ録音のCDを作っていて、3人でレコーディングするためのステップとしてのライブだったが、最高だった。美しさの中にいて、まだ知らない自分の可能性も垣間見た。

そこに鈴村まどか(PLUTATA)が加わる。
まどかはPLUTATAでアイリッシュハープやティンホイッスル、ピアノを演奏していて
彼女のフレーズのなんともいえない魅力は前から気になっていた。
どんなことを伝えようとしているのかが直接伝わってくるような。
秋田のハイコーフェスで共演した時に平井正也BANDに(正確にはレコーディングに参加して欲しいと)誘った。
この時はまだ平井正也BANDという名前はアルバムのレコーディングメンバーの呼称のつもりで、固有のバンドとして活動するのかは自分でもわからなかった。

 

みんな住んでいる場所も年齢も、やっているバンドの音楽性もバラバラなのに
なんでか集まった。
それはぼく、じゃなくて、「うた」が呼んでくれたからだ。
はじめに「うた」があった。
だから、他の何が違っても問題じゃなかった。
ぼくも「うた」に呼ばれた一人だった。

 

4人が集まったのは4月のレコーディングの時が初めてだった。
これじゃあ、普通はバンドとは言わないかもしれない。
だけどレコーディングを進めながら
「このアルバムは平井正也じゃなくて平井正也BANDとして出した方がいい」と感じはじめていた。

 

これは、ぼくの性質の問題かもしれない。
一緒にいると、どんどん無関係でいられなくなってしまう。
何かを共有したくなる。
「仲間」という意識が次第に大きくなる。

 

はじめは曲ごとにメンバーが出入りするソロ作品らしい自由さを想像していたのに
集まってみたらほとんどの曲を全員でアイデアを出し合って同時に演奏した。
それはまさにバンドの姿だった。
結局ぼくがやりたいことは自分の中にある音を忠実に外の世界に再現することではなく、
人と人との間に生まれるものを捕まえにいくことだったんだと思う。
「届く光」のサウンドはこの4人の関係の中で生まれた。
はじめからぼくの中にあったものではない。

 

3日間のスタジオレコーディングではやれるところまでやって
もれた曲は6月にライブでレコーディングするつもりが
出来立ての新曲含め、10曲全部録り終えてしまった。

おかげで6月の大阪マーサは、ただのワンマンライブになってしまったが
そんなふうにただライブをすることが本当に楽しかった。
6月にもう一本やった名古屋得三のライブの後、まどかが
「またみんなで集まりたいから平井ちゃん、ライブ組んでね」と言った。

 

(第2回につづく)


平井正也BAND1stアルバム「届く光」
nelco webで予約すると特典で未発表新曲入り音源をプレゼント
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