柏崎らくだや

2016年11月20日

次どこでライブしようかとグーグルマップを眺めていても、なぜか新潟に気持ちが向かないでいた。
出身地だから?でもぼくは日本の他の多くの県より新潟のことをよく知っているわけではなかった。
長野ネオンホールの後は、ひとりで新潟へ行こうと思い立った。
ギターパンダのライブスケジュールに柏崎のらくだやという店が載っていた。ただそれだけでえい!と連絡をとってライブをさせてもらえることになった。きのうはそんな日。

旅行がてら長野までライブを観に来た両親とおじさん夫婦に車で柏崎まで送ってもらう。
途中戸隠で蕎麦を食べた。
母はすっかり白髪が増えたが、顔立ちが若いのでちょっとおかしかった。
相変わらず変な服を着ている。いつか一緒に服を買いにいっておしゃれをさせてあげたい。

初めての訪れた柏崎はその日ちょうど市長選だった。
外から聞くのと、実際に原発のある街にいるのとでは肌で感じる雰囲気が違う。 ぶらぶら歩いた街はシャッターが多めだったが、気になる看板がたくさんあった。
すれ違う人がなぜかみんな自分に似ているような気がする。新潟の人は新潟の人の顔をしている。

らくだや。よい店だった。知らない店に飛び込んでこんなふうに歓迎してもらえるなんて思っていなかった。お店のスタッフでもある共演の奈々さんのおかげで満席。初めてぼくの歌を聴く人ばかりの会場で、初めて自己紹介のラップを披露した。久しぶりに爪を割るほどのテンションでギターを弾いて、ライブの後も気持ちよく酔ったところでマスターの亀田さんとセッション。たのしいロックンロールとスタンドバイミー。
また必ず行きたい店がひとつ増えた。

まったく最高の日だった 長野ネオンホール

2016年11月19日 長野ネオンホールでマーガレットズロースの20周年ライブ。 長野だけでなくいろんなところからネオンホールで演奏するマーガレットズロースを観にお客さんが集まってくれた。そういえば昔、はとロックバスツアーというのがあった。マーガレットズロースとチョコレートパフェで、お客さんも一緒にバスでネオンホールに行った。同じ宿に泊まって修学旅行みたいだった。 マーガレットズロースがネオンホールでライブというと、変にセンチメンタルな気分になってしまう。バンドのいわば青春時代をすごした学校の美術準備室みたいな場所なので。 そんな気分をゲストのThe Endがたんたんと吹き飛ばしてくれた。過去の思い出でなく、バンドの未来が見えた気がした。The Endとセッション。一番好きだと言ってくれた「はるかぜ」も、100回くらい練習したという「ぼーっとして夕暮れ」も想像していたより全然器用ではなく、櫻井さんそのままで最高だった。 アンコールでお客さんにリクエストされた「たんたんたん」。4人で演奏するのは初めてのぶっつけだったけど、いちばんライブな瞬間だった。岡野が突然ハープを吹き出して、何年ぶりかの岡野の爆発力を見た。岡野の復活。20年やってよかった。 ネオンホールありがとう。
ネオンホール近くにあるヤマとカワ珈琲店での写真

山崎公園

2016年11月18日 横浜、中川駅の近くにある山崎公園の樹々がすっかり紅葉していた。 今年のもみじは色が濃いみたい。 もみじを観ると思い出すのは以前住んでいた熊本の荒尾の家。 果樹園の中の小さな平屋、どこからどこまでが庭で、どこからが果樹園なのかわからないというすごい環境だった。 その家をぐるりと囲むように何本ものもみじが植えられていた。 家も壁2面が全部サッシになっていて、いつでももみじを眺めることができた。 その借家で暮らしたのはわずか1年ちょっとだったけど、秋に燃えるようなもみじを観て思ったのは「自分のものは何もない」ということだった。 このもみじは自分のものじゃない。ただ、いま、もみじの側にいるだけなんだ。 この世界で何かを所有するってどういうことだろうと考えた。本当に自分のものなんて何もない。自分の体でさえも。 自分が作った曲も自分のものじゃない。 ぼくたちは何も持っていない。 だから全部持っているとも言える。 大昔の人はそんなふうに生きていたんじゃないかな。 何かを自分のものにしようとした途端に、その感覚は消えてしまった。 クロマニヨンズを聴きながら歩いていたら 山崎公園を歩いているぼくの視界がミュージックビデオみたいだった。


ねもとくんとうーちゃん

ねもとくんとうーちゃん。
このふたりがいるおかげで、どれだけ勇気をもらったかわかりません。
日本のいろんなところでぼくを支えてくれたり、ぼくよりぼくを信じてくれるような人たちがいます。
そんな人たちが受け取ってくれているのは、もしかしたら平井正也という人間が作っているいわゆる「音楽」だけじゃないのかもしれないなーと思ったりします。
聞こえている音楽の根っこの方になにか大きな物があって、それをキャッチしてぼくは音楽にして、それをキャッチしてくれる人たちがいて、もともと同じ何かを分け合って生まれて来ているような。
それを思い出して泣きそうになったりするのじゃないかな。
とにかくぼくはとても個人的に歌をつくってはいるけれど、自分の力を越えた大きなものに動かされて歌ができている気がします。
そのスイッチを押してくれるのが観に来てくれるお客さんだったり、主催してくれる人たちだったり。
歌をうたっていると、うたっているひとも聴いている人も同じだと感じることがあるんです。とてもよく似ていて、どっちがどっちだかわからないくらい。
音楽を好きになることは音楽を作るのと同じくらいの才能なんだと思う。
前置きが長くなったけど、ねもとくんとうーちゃんは、ぼくの歌を聴きに来てくれるお客さんで、ぼくのライブを企画してくれる主催者で、ぼくによく似ていて、ぼくのスイッチを押してくれる大事な人です。

今度そのふたりがそれぞれ主催するイベントが2日続けて開催されます。
初日は大阪でデビューライブをいきなりワンマンで飾った「平井正也BAND」
2日目は平井正也とふちがみとふなとのベーシスト、船戸博史のユニットで出演します。

ぼくはこの2日間のライブをとても観てもらいたい。
それはこの2日間のライブがとても良いライブになることを知っているから。
なんでそんなことが言えるかというと、そういうストーリーだからです。思いがたくさんつまっているからです。ねもとくんとうーちゃんのことが好きだからです。もう随分前からはじまっているライブなのです。

まだマーガレットズロースのニューアルバムがリリースされて間もないタイミングで、マーガレットズロースのリリースツアーの最中ですが、こういうあたらしいことをやろうとするのは、次のイメージを実現するためです。
マーガレットズロースのアルバムは素晴らしい物です。
それはもうできたものなので、それを広めるのと同時に次のあたらしいことをはじめないと、ぼくはもうじっとしていられないのです。

この2日間でたくさん新曲を披露すると思います。
まだどんなバンドアレンジになるのか、何曲形になるのか
当日までわかりませんが、これがぼくの次に発表する作品の雛形になるはずです。
いままで平井正也ソロのライブ音源やCD-R作品をたくさん出して来ましたが、来年は平井正也のファーストアルバムと言えるような作品をリリースします。そのレコーディングバンドをイメージして平井正也BANDを結成しました。

「夢の人」「たま」「ごきぶりツイスト」「コントローラー」という新曲ができました。
「おならのうた」「いい夜だよ」「金木犀」などの音源化されていない曲もやりたい。
この2日間は挑戦です。
めちゃくちゃわくわくしています!
つまり、ぜひ観に来てくださいということです。

 

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【うー&ねもとのリレー企画2デイズ鵯】
10月 9日 (日) 
下北沢 BASEMENT BAR
『生ものですのでお早めに!』

出演:平井正也BAND
(ウッドベース:船戸博史、ドラム:鈴木亜沙美)
ペドラザ、
スーパーアイラブユー

時間:オープン18:00 / スタート18:30
料金:2500円+1ドリンク
予約:hirai@magazuro.com

 

【うー&ねもとのリレー企画2デイズ 鵺】
10月10日 (月) 
下北沢 風知空知
『逆立ちすれば答えがわかる vol.7』

出演:平井正也+船戸博史、Sundayカミデ(from天才バンド、ワンダフルボーイズ)
時間:オープン16:00 / スタート17:00
料金:前売3300円 / 当日3500円(いずれも+鵯ドリンク)
※定員50名(プラス立ち見10名程度)

予約:電話→03-5433-2191(風知空知)
メール→yoyaku@fu-chi-ku-chi.jp

★10/9・10の2デイズご来場の方に記念品プレゼント!


うたえるならサイコー!

地震による直接の被害が出ていない別府の我が家でも、今日は朝からいやな雨。
不気味な余震と地鳴りが続いています。
明日からの四国、松山・今治のツアーも家族を置いていくことができないと判断して
4人分のフェリーの予約を取りました。
またnelcoでも少し演奏したい!

しまとじんたの家庭訪問が予定されていたけど、家族の安全には変えられない。
何もなかったねと言って笑えたら一番良い。

昨日は大分の山渓というアウトドア専門店にテントを買いにでかけた。
ちょうどいいやつの在庫がなくて取り寄せ注文。
テントに敷くクッションだけ持って帰ったんだけど、今夜はその上で寝袋で眠りたいというこどもたち、寝袋の口を閉めて相撲みたいな遊びで大盛り上がり。
もらったキャンプ用品のカタログがえらい魅力的で
おれもはやくテントを立てたくてたまらなくなった・・・!
スノーピークという新潟に本社があるメーカー。
とても素敵なものをたくさん作っていらっしゃいます。

これから何もなくても月に一回は庭にテント立てて古くなる前に非常食食べたり
焚き火をしようねと話したら、こどもたちは歓喜。
非常食の買い出しでは普段買わない羊羹やドロップ、チョコレートなども買い込んだので
ちょっとテンションがおかしくなっている。

揺れがあたえる精神的な影響は大きいけど、揺れ自体で死ぬことはないだろう。
この非常事態にこう言っちゃなんだけど、たのしく生き延びるのがテーマなのだ。
心が死んでしまってはいけない。

ぼくらは動き続ける地球の長い長い時間の中の一瞬の
ちょっとした隙に生まれて、いろんなストーリーを経験する。
今回のタイミングはちょうど地球が騒がしい時なんだね。
ただこのストーリーを経験するだけ。
どんなことだって起こりうる。
悪いことばかりじゃないし、誰かにとって悪いことが誰かにとってはいいことだったりもする。
だから全部経験するだけなんです。
いま、この一瞬が揺れていないだけで奇跡のようにも感じられるもの。
その一瞬に歌をうたうことができるなら、ぼくは自分でやめたりしません。

4月22日松山 ワニとサイ
4月23日今治 ホホホ座
4月24日別府 スタジオ・ノクード

うたえるなら最高!

平井正也、レポーターデビューです

大分ケーブルTVの「てれびチラシ」という街角情報番組のリポーターを、4月からぼくがすることになりました。

一芸をもったリポーターが毎回大分の街を訪ねる。いままでは書家の女性がリポーターをしていて、体験を書に残していくを、ぼくの場合は即興でうたうというわけです。

それできのうは初のロケ。
戸次(へつぎ)という街に行って来ました。
あったかくなってきたし、歌詞の内容的にも「はるかぜ」をうたいたいなーと思い、即興以外にも持ち歌をうたってもいいかディレクターに訊ねるとOK。
おもしろいことになったもんだよ!

しかし生憎、当日は冬に戻ったかのような寒さ。
冷たい風にたえながら、大野川の土手に座って
「春風になって、きみの街まで〜」
とうたいました。放送の頃は本当の春が訪れていることでしょう。

うたうのはいつも通り、PV撮影のような気分で進んだのですが、コメント撮りは、難しい!
台本通りに読まなくてもいいと言われても、自然に話すことができず、ほとんど台本のまま、「おれこんなしゃべり方だったかな?」という読み方で自己紹介してしまう…むむう

1日に4ヶ所取材するという、結構大忙しのスケジュール。
まずは地元のボランティアガイドの方に昔の街並みが残る戸次本町を案内してもらう。
ガイドの金子さんは今年83歳というのにものすごく元気で、歩く歩く、しゃべるしゃべる!
戸次の歴史にものすごく詳しくて聴いているぼくは完全に観光気分でした。
なまこ壁のあのでっぱった格子模様って、でっぱりのひとつひとつがなまこに似てるからって、知ってました?

金子さん、映ってようがいまいが関係なくガイドしまくる。いきいきしていて素敵でした。
その昔、ぼくはバスツアーの添乗員バイトをしていたのですが、その頃を思い出しました。こんなふうに地元のボランティアガイドさんにお願いして、その土地の歴史を聞きながら歩いたのです。
でもレポーターとしては自分がわかるかどうかじゃなく、番組を見ている人に伝わるかどうかなので、ただ受け身に聞いているだけでは務まらないわけです。これが難しく、そしてバンドのレコーディングにも通じるものがあるな〜と思いました。
どれだけ気持ちを込めて演奏しても、聴く人に伝わらなかったら意味がないってこと。
テレビも音楽も伝えるための手段なんだよね。

そしていよいよ初の食レポは和菓子の一落庵さんで。
とても趣味のいい、上品でいながら、敷居を高くしないような店構えで、飾ってある額から、照明から、ショーケースまでどれもこだわって設えたものという感じ。
でもそんなことには触れる余裕もなく、一口で食べた餅に喉を詰まらせるという…
なんかうまいことコメントしようとして、でもやっぱりそんなにすぐに味なんかわからないですよね、、
ただ「うまい!」って伝えたらよかったのに、あれこれ言葉を探してしまうのです。
日頃家の食卓で「食レポごっこ」みたいなことをしていて、やたら具体的なグルメコメントを出すという遊びをしていたのが仇となりました。
とにかく、れんこん餅も佐保姫も丸帆餅もうまかったです。豆大福とさくら餅も食いたかったです!
一落庵さん、ごちそうさまでした。ありがとうございました!

撮影スタッフが街並みを撮影している間、ロケ車で今日の一曲を作る。まだロケ半分だけど一応できた。30秒くらいしか歌を流せないそうなのに金子さんのことだけで40秒超えてしまったけど、、

つぎのロケはスーパーマルミヤの中にあるパン屋「めろんパンダ」さん。
なんとお店に元テレビ局のアナウンサーというスタッフの方がいて、どっちがレポーターかわからん感じでガンガン引っ張っていただき、桜あんパン、黒毛和牛カレーパン、塩クロワッサン、オールドファッションと次々とごちそうになった。
そしてぼくはカメラの前でパンを食べるのは難しいということを知りました。
口が渇くし、ポロポロこぼれるし、揚げたてのカレーパンは熱い!
そして食べたいものを自分で選んで自分のペースで食べられないというのはつらいものだということを早くも知りました。
カレーパンをだけでよいからゆっくり全部たべたかった…世の中のレポーター業の方たち、ご苦労様です!彦摩呂さん尊敬します。

そして元局アナのお姉さんが、ぼくの背中のギターのことまでつっこんでくださり、お店で出来かけの曲を披露させていただく。やっぱりうたうのはたのしいです。

コーヒーとパンのお土産までたくさんいただきました。めろんパンダさん、ありがとうございました!

そのままロケ車でパンランチ。
ぼくは羊羮あんパンというものをはじめて知りました。あんパンの表面が羊羮でテカテカにコーティングされているというもの。一般的なものですか?

自分の知らないことを訊ねたくなるけど、それってみんなにとって常識なのかもしれないと思うと躊躇してしまうこともある。大分県のことまだ全然知らないので、旅人レポーターと思って勘弁してください。

最後のロケ地は実は決まっていなくて、その前に今日の一曲を演奏。なかなかいいと思うんだけど、ディレクターもカメラさんも音声さんもなにも感想を言ってくれないので、不安。

それから歩くシーン何テイクか撮って、最後に飛び込みでアポをとることに。
国道沿いの移動販売の焼鳥屋、「鳥八」さん。
快く取材を受けてくださりありがとうございます!
ここのご主人がとてもおもしろい方だったので、おかげさまで緊張せずに話せました。
ぼくが食べるたびにきれいな目で「どうですか?」と聞いてくれるので、またがんばってコメントしようとしてしまいましたが、本当にただ美味かったです。一発コード鳴らして「うまい!」って叫べばよかったのに、おれ。
特に豚のどナンコツが最高でした!あとぼんじり。
ご主人、奥さんのことを「愛人です」って紹介したり、これは放送できるのか?という冗談を連発。
なぜか子育ての話になり、「過保護はいかん」と教えられました。ありがとうございます!

焼き鳥の串をカメラの前で動かさずにじっと持ち続けるのがとても大変でした。
こういう風にグルメ番組って作られてるんですね…
大変だあ!

こうして早朝から1日かけて撮影は無事終了。
戸次ロケでお世話になったみなさん、本当にありがとうございました!

また来月どこかでロケします。
今度はずっとギターぶら下げてコメントさせてもらおうかな。うたってるみたいに。その方が自然にできそうな予感。

「てれびチラシ」をご視聴のみなさま、どうか大目に見てくださいね!
放送は4月から、毎週2回、計月8回の予定です。
曜日と時間は、今度調べておきます。
大分市と湯布院で見れるようです。


カメラの工藤くん、音声のしげちゃん


土手ではるかぜをうたう平井。寒かった!


ボランティアガイド、杏の会の金子さん。83歳には見えません!記憶力がすごい!


戸次では帆足家が昔からお酒を作っていました。今も残る立派な酒蔵。


鳥八のご主人。男前!


へそのごま

ぼくはへその衛生には無頓着で
常にへそのごまが在中しており
それがへそ内部のしわの陰影を際立たせているのが
かっこいいというか、すでにへその一部としてあたりまえと考えていたのだけど、
別府に越してきてから毎日温泉に通うようになり
風呂上がりにじんたにへそをのぞきこまれて「うわ〜まっくろだ〜」と注目されるようになり
そろそろへそをきれいにしてみてもいいかな?と思うに至った。

そもそもぼくがへそを掃除しないのは
幼い頃に父親から「へそをいじっちゃいかん、おなかがいたくなるから」と言われていたためであり
その真偽はわからぬまま、ごまをためつづけた38年であった。
この「へそのごま」というネーミングがチャーミングであるために気にせずにきたという部分もあると思う。
これがみみくそはなくそのように「へそぐそ」とかいう名前だったらもうすこしどうにかしたかもしれない。

つまり何の話かというと、幼い頃に親に言われたことというのは
それが本当か嘘か確かめもせずに信じ続けていることが案外多いのではないかという話。
ぼくはへそをきれいにしようと決心するのに30年以上かかったのだ。
この年月はばかに出来ない。
習慣を疑ってみよう。
そしてしまとじんたにもあれこれ禁止しない方がいいのかもしれないと思った。
やらせてみて失敗させてあげた方がいいこともあるだろう。
なぜかへそをきれいにしたらふといろんなことがうまくいくような気がしてきた。
例えば、お金が入ってきたり、あと、お金が入ってきたり、とか。

それでここ二日、おそるおそるすこしずつごまを除去しているのだ。
何事も体験するための人生だ。
今朝腹が痛いのは気のせいだろう。
 

シャケおにぎり

2016.2.25

しまの2分の1成人式にゆみこと行ってきた。
いつ頃からはじまったんだろう?
泣かないように身構えてしまったけど、
割としまは普段から「いつもありがとう」とか書いて手紙をくれるので
特別あらたまることもないような気分でした。
クラスの友だちがだいたいお母さんへの感謝を発表していた。
しまはおとうさんに泳ぎ方を教えてもらったことを発表していた。
どの家のおとうさんもがんばっているのだよ〜
来年は2倍の成人式の父です。

ゆみこはそのあと懇談会に出席、おれはじんたと歩いて帰ろうと思ったら
今日は幼稚園はいつもより早く終わる日だった。
もう幼稚園にはいなかったのでいそいで帰ったのだけど
家ではじんたが号泣していた・・・

YOU TUBE券でおねえちゃんとドラえもん観ようとウキウキで帰ったのに誰もいない家。
お母さんに電話しても出なくて、本読んだり、パズルで遊ぼうとしたけど飽きて
寝ようとしたけど呼吸がひくひくして眠れなかったらしい(笑)
おやつ食べたいと行って泣くのでご飯炊いておにぎりにぎろうか?と訊いてもおかしが食べたいと。
あんまりかわいそうだったので、こないだ美味しかった小布施牛乳ドーナツを買いにスピカまで散歩。
が、スピカ定休日!
ドーナツでも買おうかと気を取り直してローソンへ。
するとじんたが選んだのはドーナツでも肉まんでもお菓子でもなくシャケおにぎりでした(笑)
みんなで食べようとミニシュークリームも買って帰る。

ちょっと高いシャケハラミのおにぎり。歩きながらうれしそうにほおばるじんた。
こぼさないようにね、といったのにやっぱりこぼれた。
神社の参道に落としておくのも悪いと思って、拾って、ちょっと考えて食べた。
このごろはなんでもよく噛めば大丈夫ということにしている父とちょっと引きながら笑っているじんたのたのしい散歩でした。

 

第1回 うたの実体験 

別府でも有数のディープスポット、「万屋 水銀、赤、水色」にて行われた「うたの実体験」。
終わってみればやっぱりただのライブだったのですが、「ぼくは本当はなにがしたいのかな?」
ということを果敢に実験してみたつもりです。

発端は万屋の山田くんと月一で気軽にやれるライブの相談をしていて、
何度かぼくのライブを観てくれている山田くんから
「どうせならいつもやってないことやりましょうよ」と持ちかけられたとき
ぼくにはなぜか「いつもやっていることは本当にやりたいことですか?」と問いかけられたような気がしたこと。
きっと同じことをイメージしていると感じて「うたの実体験」というコンセプトが出来上がったのです。

はじめ漠然と実験的なことをやるような気がしていたけど
日が迫るにつれ、なにもぼくは突拍子もないことがやりたいんじゃない、
エキセントリックなことはやろうと考えて準備した時点でエキセントリックでなくなるものだし
いつもやりたくて、でもなかなかできなかったことは
見た目とか、パフォーマンスのことじゃなくて、もっと精神的なことなんだ。

具体的にいうと
「ライブを盛り上げようとしない」。

な〜んだ、そんなことと思うかもしれませんが
どんなにたくさんライブをしていても、いつも今までで最高のライブをしようと思ってやっていると
なかなか試すことができなかったんです。

うたの力を信じられたら、やらなくていいことを全部やめてみる。
手拍子も求めないし、コールアンドレスポンスもしないし、曲の説明もしないし、過剰にからだでリズムをとったりしないし
ギター弾くのやめて踊ったりしないし、いつも絶対やる曲だったりアレンジ、ライブの構成にこだわらない、などなど・・・

いつも無理矢理やってたわけじゃないけど、「こうすると盛り上がる」というのを経験してしまうと何度でもやってしまう。
たのしいことはうそじゃないけど、やろうとする瞬間とやっている瞬間がだんだんずれてくる。
それをやりきるのがプロなのかもしれないけど、ぼくはどうなんだろう?

歌い方もそう。何度もうたうごとに、声の出し方についてなんとなく実感がなくなってくる、というか
うたっていて自分自身に驚きがなくなってくる、というか
本当はどこまでもいけるのに、どんな歌い方だってできるに、どこかで知らず知らずストップをかけているような気がしていた。
「こうやるとこうなる」じゃなくて「気がついたらこうなってた」という状態に自分の魂を置こうとしました。

まだまだぼくのことを知っている人の少ない地元別府で、
こんなことを試すのはぼくとしては強い決心がないとできないことでしたが
オープニングで歌と紙芝居を披露してくれた山田くんがぼくを気持ちを揺るがないものにしてくれました。

山田くんは、ほんとに「いつからこんな山田くんなの?」と聞きたくなるくらい
現実と向き合いながら現実離れしていて、アイロニカルなようでその100倍はロマンチックな青年だとぼくは思ってます。
合唱曲でなじみ深い「夢の世界を」の気に食わない部分の歌詞を
「さあ、憎み合おう もう二度と忘れられないくらいに」(うろ覚え)
みたいにうたってくれました。
うたっているときの面構えは、普段ライブしまくっている人にはできない面構えで、それがとても素敵でした。
歌も胸に迫った。

紙芝居はこのために書き下ろしてくれたという
「もたろうがいた」というお話。
有名な桃太郎の桃の遥か後方を流れていた「もたろう」が海に流れ着き
カモメのジョナサンに出会うというストーリー。
「自分は何者で、なにをする為に生まれてきたのか」
という一生ものの疑問に取り組む気合いの入った作品で、
その読み方、間の取り方も本気さがびんびん伝わってきました。

なにしろその日、午前中に近所の温泉で顔を合わせたにもかかわらず、お互いなにも話さなかったぼくら。
実は紙芝居をやるといってから精神的に自分を相当追い込んでいたようで吐きそうなくらいになっていたと告白した山田くん。
そりゃあおれもやらねばと決心も固くなりますよね。


1.はじめぼくはひとりだった(友部正人カバー)
…「その場で盛り上げなくたっていいのよ、友くんなんかライブでシーンとしていても何年もたってから
あの日のライブをいまでも思い出しますって言われることがあるんだから」
というのは友部さんの奥さんのユミさんから教えてもらってずっと大事にしていたことば。
今日の決心をこめて最初にうたいました。

2.オクターブ上で
…もともとうたえないキーでしか出せない声でうたいたくて作ったのに、ちゃんとうたおうとしてライブでは一音さげてやっていたけど、元のキーでうたいました。「これしかできないとわかった だからもうなんでもできるさ」という歌詞にリアリティーを感じながら。

3.奇跡が起きなくて
…いつも説明しがちだけど今日はうたうだけ。

4.うその地球儀
…リズムを変えることで言葉の入れ方、メロディーも自由に変わりました。これが最高じゃないかもしれないけど、いつものアレンジが最高とも限らない。お客さんと一緒にうたうのがお決まりになってたエンディングもひとりでうたう。

5.斜陽
…10年以上うたってきて、バンドアレンジともほとんど変えずにうたい続けてきた曲。バンドメンバーに聴かせたら
「ダサい」と言われそうなアレンジにした。

6.穴
…やるだけで新鮮な気持ちになった

7.マーガレットズロースの数え歌
…本気で全力でやったらお客さん、引くんじゃないか?という配慮?から普段ほとんどうたわないけど
どうやら大丈夫だったみたい。でも大丈夫じゃなくてもいいんだと思えた。

8.おならの話(仮・新曲)
…じんたを寝かせるときに即興で話して聴かせている創作話に曲を付けました。
たぶん「べいびー」や「穴」以来の言葉が先にできた曲。普段はだいたい詞とメロディーは同時に作ります。
おならの話だけど、久しぶりのラブソングでもあります。

9.檸檬
…ひとりでうたったことはほとんどなかったけど、またやろう

10.うたってポン
…ほぼ半分の歌詞をお客さんにゆだねていた曲をひとりで、説明なしにうたう。
当然コールアンドレスポンスは起こらなかったけど、なんかいい雰囲気だった。
盛り上げようとしないでも自然に盛り上がるのはもっとうれしい。

11.あたらしい絵
…これもほとんどアレンジを変えたことがなかったけど、軽快なロックンロールに乗せてやってみた。
悪くない。むしろいい。でもお客さんからしてみればたいした違いじゃないんだろう。

12.馬鹿一
…歌詞に、ああ、ほんとそうだよなと身につまされながら久しぶりにうたう。
「ほんとに素敵なことなのさ ちっとも意味がないって」

アンコール.「三丁目にラッパが響く」
…山田くんが同郷・新潟出身ということでぼくの故郷の思い出の曲で終わりました。
どんなアレンジになってもいいやと思いながら、どんなうたいかたもしようとぜずにやろうとしたけど
うまくいくときといかないときもあるね。それもいいのかも。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
この「うたの実体験」で経験したことは、これっきりにしたらもったいないくらい
たのしくて、うたっている実感を感じることができてしあわせでした。
やっぱりぼくはうたっているときが一番たのしい。それだけでいいんだな。
ゆみこには「まだ説明が多い」(笑)と言われたけど、「盛り上げなくてよかったね」とも言われた。
こんなことができて、ずっとうたってきて本当によかったな。
鳥取から来てくれた信清さんからは「魂の共振の場だった」という言葉もいただいた。
それだ、と思いました。

この人生が夢なのか、この夢が人生なのか

みなさん、とっくにあけましておめでとうございます!

毎朝畑に出て、
毎晩こどもたちに変なお話を聴かせてやり
(最近の続き物は「エスパー太郎」というSFもの)
話し終わると自分も寝てしまうというのが日課になってしまい
見事にお正月が終わってしまいました。

熊本にやってきて2年が過ぎた訳ですが
なかなか順調にふらふらしています。
今年は熊本や九州でのライブをたくさんやろうと思います。

春には友達とArbaroというカフェをオープンする予定です。
ぼくはそこでうたったり、自分で焼いたコーヒーを淹れたり、おしゃべりしたり
おもしろいことをたくさんしたいです。

それよりまず、今の南関町の家を引っ越さなくてはいけないことになったので
どこに住むかが問題なわけです。

地元でライブをたくさんしたいとか、春にはあたらしいお店をオープンとか言っておいて
自分がどこに住むことになるのかわからない。

この人生は夢なのか、この夢が人生なのか、
さっぱりわかりません。

まちがいないのは今が最高ってことだけ!


【平井正也 1月のライブのお知らせ】

★1月11日 (土)
熊本 ナバロ
「第10回 バクまつり」 ふちふな倉山ミニミニ九州ツアー 

出演:ふちがみとふなと、倉地久美夫+外山明, doit Science, ネネカート, 平井正也, ハンダマサユキ(montelima)

時間:open 20:00 start20:30
料金:前売¥2000 / 当日2300(ドリンク別)

★1月17日 (金)
大牟田 スパイスコットン
「レイトショウ」
21時以降開演
出演:LoveMaker 、BLUESVILLE 、平井正也 、・・もう一組
投げ銭

★1月19日 (日)
福岡みやま クロキビスポークルーム
「竹原ピストル LOPツアー みやま編」
出演:竹原ピストル
オープニングアクト:平井正也

開場17:00/開演18:00
前売2500円/当日3000円

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