急行食堂とゴマシオキッチン

2016年11月25日

山形から電車で横手へ。途中新庄で乗り換え、長い待ち合わせ。
ちょうど昼時、街中をぶらぶらして見つけた 「急行食堂」の暖簾をくぐる。


いかにも昭和の食堂。気になるメニューがずらりと並ぶ。天国ラーメン、地獄ラーメン、どちらも味噌味らしい。

名物、鳥モツラーメンを注文。
待っている間、実家に電話。
きのうなに食べて帰ったの?何時頃家についた?
切り際、「正也が優しく成長してくれてうれしいよ」と母。
親にとってはいくつになっても子供は成長するものなんだね?おれ来年40歳。苦笑。


鳥モツ、あまり入ってないじゃん、と思うかもしれませんが、下にたくさん沈んでます。いろんな部位があって、魚卵みたいな食感のも。スープはどこか甘い。あまじょっぱい、というと醤油と砂糖のイメージがあるけど、そうじゃなく、塩と砂糖みたいな感じ。
麺がべちゃべちゃしていたけど、ここで素晴らしく美味しいラーメンを期待していたわけではなかったのかも、満足して店を出た。

秋田、ゴマシオキッチンでゆっくりするために今日はライブをしない。9月のハイコーフェス以来、進藤くんと再会。
明日のライブでハイコースタッフがバンドを組んで、ブルーハーツやハイロウズをやってくれるらしく、店内はブルーハーツやハイロウズが流れていた。
コーヒーとりんごのケーキ、とても美味しかったよ。普通、ファンというのは一方通行なものかもしれないけど、ぼくは進藤くんやハイコースタッフのファンなんです。


でもぼくはいつもあたらしい歌が聴きたいな

2016年11月24日

よーちゃんと散歩三日目。
今日は通った中学までの道を歩こうとして、途中からなにもない田んぼ道に変更。
うちのすぐ近所にからこんな山が見える。





山ってこんなものだと思っていたけど、遠くの山が青く見えるほど
途中なにもないなんて景色ってのは、日本中いろんなところに行ったけどめずらしい。
よく釣りに行ったます潟、水鳥が過密状態。


あちこち3時間近く歩いた。
散歩の途中、若い女性2人組から宗教の勧誘を受けたが、あまりに唐突で
もうちょっとやり方を考えたほうがいいんじゃないかと助言したくなったが
誰もいない道でいきなりだったのでとっさに避けてしまった。
がんばれ。

両親が今夜の米沢のライブ会場までドライブがてら送ってくれることになった。
途中カツ丼を食べた。
あまじょっぱいタレカツ。
最初にキャベツをたくさん食べると急に血糖値があがらなくてよいのだと母。
親子でキャベツの千切りを食べる様子はちょっと変だった。

山形までの道はうっすらと雪で白くなった山里の街道。
美しいが住むにはなんともさみしそうなところだった。
少し早く着いたのでコーヒーでも飲もうかという流れだったが
米沢でちょっとコーヒーを飲める店はついに見つけられず、
地元のデパートをぶらぶらして、両親と別れた。
二人でなにか美味しいものを食べて帰るという。なんだかうれしかった。

山形のライブは、京都で山形県人会の芋煮会の後やったライブが縁で決まった。
共演のあべあいこちゃんとつなげてもらって金熊食堂という居心地のいい深夜食堂でライブ。
最初にうたってくれたあいこちゃん、ハスキーな声でどこかたどたどしく、

うたいながら自分のまんなかをさがしているような様子に共感した。
とにかく気の利くいいこで、集まった人たち皆きっとあいこちゃんのことが大好き。



あいこちゃんのうたう背後から

もう一組は友達のバンド、うきぐものあきボー。
自分とうきぐもと歩みを歌とMCでたどるライブ。
ぼくはなるべく説明せずにライブしたいのでなんだか新鮮に感じた。
この頃はあたらしい曲をつくっていないらしい。
いろいろ大変そうでいまはそういう時じゃないみたい。
でもぼくはいつもあたらしい歌が聴きたいな。

あきボーの家に泊めてもらっていろんなことを話した。
自分のなりゆきまかせの暮らしのことをばかばかしく話しただけだったけど
あきボーにはちょうど元気のでる話だったみたいでよかった。


よーちゃん、焼きそばうんめか?

2016年11月23日


午前中、よーちゃんと散歩。
きのうは暖かったが、今日は寒い。雪が降るらしい。
新設されて5年生から通った東豊小学校までの通学路。
こっちはだいぶ景色が変わっていた。
なぜか学校のフェンスにくくり付けられていた
「犬のふんを持ち帰ろう」という看板だけがずっと変わっていないように見えた。
一瞬雪が降り出し、雨に変わったのでウオロク(スーパー)に避難。
この日は素粒子の話など。
本当は全部からっぽで、なんにもない。
本当はなんにもないから、悩みも存在しない。


昼は両親と萬福へ。
美味い。
とーちゃんがたのんだ塩あんかけラーメン


ちょっと辛かったので尻によくないからと、かーちゃんに食べさせようとする。
久しぶりに実家に帰ったけど、とにかく両親が仲良くてずっと笑っている。
本当に内容のないことで笑えるのは最高だ。





夜、顕法寺でのライブは本当に素晴らしかった。
友達や親戚もたくさん来てくれて結婚式のよう。
お寺の響きもすごく気持ち良い。
最初に演奏してくれた音酔は幼馴染のいなちゃんがドラムで
リーダーの小見さんは知らなかったけど遠い親戚だった。
「いいねっか」とか新潟の方言で歌う曲がおもしろい。
ドリンクやフードを出してくれたのも幼馴染の広岡。
こんなに昔からの友達や親戚にお世話になって、すごいホーム感だったけど
どアウェーで演奏するより緊張する。
かなと思ったけど、ただハッピーで、ただたのしく、気持ちよくうたえた。
みんなありがとう。





撮影:広岡

小学校の頃飼っていた犬との思い出の歌「たま」を歌うのが、ぼくにとってハイライトだった。
新発田で「たま」をうたえて、よかった。たま、ごめんね、ありがとう。


アンコールで音酔と「そっぺねえ」をセッション。
間奏で新潟弁のセリフをまかされ
「よーちゃん、焼きそばうんめか?」「うんめよ」
「よーちゃん、じゃがいもうんめか?」「うんめよ」
のフレーズを延々繰り返す。
昔、新発田祭りでよーちゃんがいろいろ買い食いして、みんなが「うんめか?」と聞いて
よーちゃんが「うんめよ」というだけでなぜか爆笑したエピソード。
お客さん知ってるはずないけど、みんなたのしそうだった。


近くの居酒屋でやった打ち上げはまさに同窓会。
離れているといつも集まってるのかと思うけど
こんなことがないとなかなか集まれないのが現実らしく
また来年も帰ってきたいと思う。


それじゃあすき焼にならないじゃん

2016年11月22日


昨日の夜実家に帰って、朝起きると風邪っぽい。
かーちゃんの心配ぶりは相変わらず。


友達のよーちゃんと散歩。
ふたりが4年生まで通っていた五十公野小学校までの通学路。
それから弁天沼。4年生の時展覧会で描いた仁王様。
ふと気になって山道に入ると五十公野城趾があった。
急な坂をくだると東中学校の体育館裏。
普通の大人に見られたら明らかにあやしいふたりだった。
会話の内容は、よーちゃんが最近食べたペヤングのにんにくMAX味の話とか
よーちゃんが最近ニョッキにはまっているという話とか
よーちゃんが投稿しているネットの小説サイトの最近の傾向の話とか。
たぶんこんな感じで小学校の頃も通学路で話していたと思う。


時間って枝分かれしているもののような気がする。
いろんな場所や人と出会って、あたらしい時間の枝分かれができるけど
幾筋も時間は別々に流れて、なつかしい場所や人と会うと
また前回の続きからゆっくり流れ出すような。
そんな人ばかりでもないけど、よーちゃんとの時間はそんなふうに流れている。


午後、あしたのライブ会場の顕法寺さまへ下見。
寺を継ぐために新発田に帰った中学同級の青木、頭を丸めて袈裟姿。
参道を掃き清める姿がすごくかっこいい。
ご本尊を背にすると客席が横長になってしまうから、ステージは本尊向かって左奥にしよう
という提案だったが、それではそれではせっかくお寺でやるのにもったいない。
席の作り方や、照明、駐車場、ドリンクチケット、
いろいろ細かくうちあわせできてよかった。
青木の奥さん、ご両親、みんな親身になってイベントに協力してくれてありがたい。


ライブの宣伝にエフエムしばたへ。
パーソナリティーの中村さんとのトークがたのしくて
かなり盛り上がり、時間オーバーしてしまった。
「うその地球儀」をかけていただく。



パーソナリティーの中村博和さんと


晩御飯は実家ですき焼。豚肉だけど。
すき焼ではいつもたまごが足りなくなる。
一個ずつしかなかったのに、かーちゃんが自分のたまごをくれようとする。
「それじゃあすき焼にならないじゃん」


柏崎らくだや

2016年11月20日

次どこでライブしようかとグーグルマップを眺めていても、なぜか新潟に気持ちが向かないでいた。
出身地だから?でもぼくは日本の他の多くの県より新潟のことをよく知っているわけではなかった。
長野ネオンホールの後は、ひとりで新潟へ行こうと思い立った。
ギターパンダのライブスケジュールに柏崎のらくだやという店が載っていた。ただそれだけでえい!と連絡をとってライブをさせてもらえることになった。きのうはそんな日。

旅行がてら長野までライブを観に来た両親とおじさん夫婦に車で柏崎まで送ってもらう。
途中戸隠で蕎麦を食べた。
母はすっかり白髪が増えたが、顔立ちが若いのでちょっとおかしかった。
相変わらず変な服を着ている。いつか一緒に服を買いにいっておしゃれをさせてあげたい。

初めての訪れた柏崎はその日ちょうど市長選だった。
外から聞くのと、実際に原発のある街にいるのとでは肌で感じる雰囲気が違う。 ぶらぶら歩いた街はシャッターが多めだったが、気になる看板がたくさんあった。
すれ違う人がなぜかみんな自分に似ているような気がする。新潟の人は新潟の人の顔をしている。

らくだや。よい店だった。知らない店に飛び込んでこんなふうに歓迎してもらえるなんて思っていなかった。お店のスタッフでもある共演の奈々さんのおかげで満席。初めてぼくの歌を聴く人ばかりの会場で、初めて自己紹介のラップを披露した。久しぶりに爪を割るほどのテンションでギターを弾いて、ライブの後も気持ちよく酔ったところでマスターの亀田さんとセッション。たのしいロックンロールとスタンドバイミー。
また必ず行きたい店がひとつ増えた。

まったく最高の日だった 長野ネオンホール

2016年11月19日 長野ネオンホールでマーガレットズロースの20周年ライブ。 長野だけでなくいろんなところからネオンホールで演奏するマーガレットズロースを観にお客さんが集まってくれた。そういえば昔、はとロックバスツアーというのがあった。マーガレットズロースとチョコレートパフェで、お客さんも一緒にバスでネオンホールに行った。同じ宿に泊まって修学旅行みたいだった。 マーガレットズロースがネオンホールでライブというと、変にセンチメンタルな気分になってしまう。バンドのいわば青春時代をすごした学校の美術準備室みたいな場所なので。 そんな気分をゲストのThe Endがたんたんと吹き飛ばしてくれた。過去の思い出でなく、バンドの未来が見えた気がした。The Endとセッション。一番好きだと言ってくれた「はるかぜ」も、100回くらい練習したという「ぼーっとして夕暮れ」も想像していたより全然器用ではなく、櫻井さんそのままで最高だった。 アンコールでお客さんにリクエストされた「たんたんたん」。4人で演奏するのは初めてのぶっつけだったけど、いちばんライブな瞬間だった。岡野が突然ハープを吹き出して、何年ぶりかの岡野の爆発力を見た。岡野の復活。20年やってよかった。 ネオンホールありがとう。
ネオンホール近くにあるヤマとカワ珈琲店での写真

山崎公園

2016年11月18日 横浜、中川駅の近くにある山崎公園の樹々がすっかり紅葉していた。 今年のもみじは色が濃いみたい。 もみじを観ると思い出すのは以前住んでいた熊本の荒尾の家。 果樹園の中の小さな平屋、どこからどこまでが庭で、どこからが果樹園なのかわからないというすごい環境だった。 その家をぐるりと囲むように何本ものもみじが植えられていた。 家も壁2面が全部サッシになっていて、いつでももみじを眺めることができた。 その借家で暮らしたのはわずか1年ちょっとだったけど、秋に燃えるようなもみじを観て思ったのは「自分のものは何もない」ということだった。 このもみじは自分のものじゃない。ただ、いま、もみじの側にいるだけなんだ。 この世界で何かを所有するってどういうことだろうと考えた。本当に自分のものなんて何もない。自分の体でさえも。 自分が作った曲も自分のものじゃない。 ぼくたちは何も持っていない。 だから全部持っているとも言える。 大昔の人はそんなふうに生きていたんじゃないかな。 何かを自分のものにしようとした途端に、その感覚は消えてしまった。 クロマニヨンズを聴きながら歩いていたら 山崎公園を歩いているぼくの視界がミュージックビデオみたいだった。


ねもとくんとうーちゃん

ねもとくんとうーちゃん。
このふたりがいるおかげで、どれだけ勇気をもらったかわかりません。
日本のいろんなところでぼくを支えてくれたり、ぼくよりぼくを信じてくれるような人たちがいます。
そんな人たちが受け取ってくれているのは、もしかしたら平井正也という人間が作っているいわゆる「音楽」だけじゃないのかもしれないなーと思ったりします。
聞こえている音楽の根っこの方になにか大きな物があって、それをキャッチしてぼくは音楽にして、それをキャッチしてくれる人たちがいて、もともと同じ何かを分け合って生まれて来ているような。
それを思い出して泣きそうになったりするのじゃないかな。
とにかくぼくはとても個人的に歌をつくってはいるけれど、自分の力を越えた大きなものに動かされて歌ができている気がします。
そのスイッチを押してくれるのが観に来てくれるお客さんだったり、主催してくれる人たちだったり。
歌をうたっていると、うたっているひとも聴いている人も同じだと感じることがあるんです。とてもよく似ていて、どっちがどっちだかわからないくらい。
音楽を好きになることは音楽を作るのと同じくらいの才能なんだと思う。
前置きが長くなったけど、ねもとくんとうーちゃんは、ぼくの歌を聴きに来てくれるお客さんで、ぼくのライブを企画してくれる主催者で、ぼくによく似ていて、ぼくのスイッチを押してくれる大事な人です。

今度そのふたりがそれぞれ主催するイベントが2日続けて開催されます。
初日は大阪でデビューライブをいきなりワンマンで飾った「平井正也BAND」
2日目は平井正也とふちがみとふなとのベーシスト、船戸博史のユニットで出演します。

ぼくはこの2日間のライブをとても観てもらいたい。
それはこの2日間のライブがとても良いライブになることを知っているから。
なんでそんなことが言えるかというと、そういうストーリーだからです。思いがたくさんつまっているからです。ねもとくんとうーちゃんのことが好きだからです。もう随分前からはじまっているライブなのです。

まだマーガレットズロースのニューアルバムがリリースされて間もないタイミングで、マーガレットズロースのリリースツアーの最中ですが、こういうあたらしいことをやろうとするのは、次のイメージを実現するためです。
マーガレットズロースのアルバムは素晴らしい物です。
それはもうできたものなので、それを広めるのと同時に次のあたらしいことをはじめないと、ぼくはもうじっとしていられないのです。

この2日間でたくさん新曲を披露すると思います。
まだどんなバンドアレンジになるのか、何曲形になるのか
当日までわかりませんが、これがぼくの次に発表する作品の雛形になるはずです。
いままで平井正也ソロのライブ音源やCD-R作品をたくさん出して来ましたが、来年は平井正也のファーストアルバムと言えるような作品をリリースします。そのレコーディングバンドをイメージして平井正也BANDを結成しました。

「夢の人」「たま」「ごきぶりツイスト」「コントローラー」という新曲ができました。
「おならのうた」「いい夜だよ」「金木犀」などの音源化されていない曲もやりたい。
この2日間は挑戦です。
めちゃくちゃわくわくしています!
つまり、ぜひ観に来てくださいということです。

 

△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲
【うー&ねもとのリレー企画2デイズ鵯】
10月 9日 (日) 
下北沢 BASEMENT BAR
『生ものですのでお早めに!』

出演:平井正也BAND
(ウッドベース:船戸博史、ドラム:鈴木亜沙美)
ペドラザ、
スーパーアイラブユー

時間:オープン18:00 / スタート18:30
料金:2500円+1ドリンク
予約:hirai@magazuro.com

 

【うー&ねもとのリレー企画2デイズ 鵺】
10月10日 (月) 
下北沢 風知空知
『逆立ちすれば答えがわかる vol.7』

出演:平井正也+船戸博史、Sundayカミデ(from天才バンド、ワンダフルボーイズ)
時間:オープン16:00 / スタート17:00
料金:前売3300円 / 当日3500円(いずれも+鵯ドリンク)
※定員50名(プラス立ち見10名程度)

予約:電話→03-5433-2191(風知空知)
メール→yoyaku@fu-chi-ku-chi.jp

★10/9・10の2デイズご来場の方に記念品プレゼント!


うたえるならサイコー!

地震による直接の被害が出ていない別府の我が家でも、今日は朝からいやな雨。
不気味な余震と地鳴りが続いています。
明日からの四国、松山・今治のツアーも家族を置いていくことができないと判断して
4人分のフェリーの予約を取りました。
またnelcoでも少し演奏したい!

しまとじんたの家庭訪問が予定されていたけど、家族の安全には変えられない。
何もなかったねと言って笑えたら一番良い。

昨日は大分の山渓というアウトドア専門店にテントを買いにでかけた。
ちょうどいいやつの在庫がなくて取り寄せ注文。
テントに敷くクッションだけ持って帰ったんだけど、今夜はその上で寝袋で眠りたいというこどもたち、寝袋の口を閉めて相撲みたいな遊びで大盛り上がり。
もらったキャンプ用品のカタログがえらい魅力的で
おれもはやくテントを立てたくてたまらなくなった・・・!
スノーピークという新潟に本社があるメーカー。
とても素敵なものをたくさん作っていらっしゃいます。

これから何もなくても月に一回は庭にテント立てて古くなる前に非常食食べたり
焚き火をしようねと話したら、こどもたちは歓喜。
非常食の買い出しでは普段買わない羊羹やドロップ、チョコレートなども買い込んだので
ちょっとテンションがおかしくなっている。

揺れがあたえる精神的な影響は大きいけど、揺れ自体で死ぬことはないだろう。
この非常事態にこう言っちゃなんだけど、たのしく生き延びるのがテーマなのだ。
心が死んでしまってはいけない。

ぼくらは動き続ける地球の長い長い時間の中の一瞬の
ちょっとした隙に生まれて、いろんなストーリーを経験する。
今回のタイミングはちょうど地球が騒がしい時なんだね。
ただこのストーリーを経験するだけ。
どんなことだって起こりうる。
悪いことばかりじゃないし、誰かにとって悪いことが誰かにとってはいいことだったりもする。
だから全部経験するだけなんです。
いま、この一瞬が揺れていないだけで奇跡のようにも感じられるもの。
その一瞬に歌をうたうことができるなら、ぼくは自分でやめたりしません。

4月22日松山 ワニとサイ
4月23日今治 ホホホ座
4月24日別府 スタジオ・ノクード

うたえるなら最高!

平井正也、レポーターデビューです

大分ケーブルTVの「てれびチラシ」という街角情報番組のリポーターを、4月からぼくがすることになりました。

一芸をもったリポーターが毎回大分の街を訪ねる。いままでは書家の女性がリポーターをしていて、体験を書に残していくを、ぼくの場合は即興でうたうというわけです。

それできのうは初のロケ。
戸次(へつぎ)という街に行って来ました。
あったかくなってきたし、歌詞の内容的にも「はるかぜ」をうたいたいなーと思い、即興以外にも持ち歌をうたってもいいかディレクターに訊ねるとOK。
おもしろいことになったもんだよ!

しかし生憎、当日は冬に戻ったかのような寒さ。
冷たい風にたえながら、大野川の土手に座って
「春風になって、きみの街まで〜」
とうたいました。放送の頃は本当の春が訪れていることでしょう。

うたうのはいつも通り、PV撮影のような気分で進んだのですが、コメント撮りは、難しい!
台本通りに読まなくてもいいと言われても、自然に話すことができず、ほとんど台本のまま、「おれこんなしゃべり方だったかな?」という読み方で自己紹介してしまう…むむう

1日に4ヶ所取材するという、結構大忙しのスケジュール。
まずは地元のボランティアガイドの方に昔の街並みが残る戸次本町を案内してもらう。
ガイドの金子さんは今年83歳というのにものすごく元気で、歩く歩く、しゃべるしゃべる!
戸次の歴史にものすごく詳しくて聴いているぼくは完全に観光気分でした。
なまこ壁のあのでっぱった格子模様って、でっぱりのひとつひとつがなまこに似てるからって、知ってました?

金子さん、映ってようがいまいが関係なくガイドしまくる。いきいきしていて素敵でした。
その昔、ぼくはバスツアーの添乗員バイトをしていたのですが、その頃を思い出しました。こんなふうに地元のボランティアガイドさんにお願いして、その土地の歴史を聞きながら歩いたのです。
でもレポーターとしては自分がわかるかどうかじゃなく、番組を見ている人に伝わるかどうかなので、ただ受け身に聞いているだけでは務まらないわけです。これが難しく、そしてバンドのレコーディングにも通じるものがあるな〜と思いました。
どれだけ気持ちを込めて演奏しても、聴く人に伝わらなかったら意味がないってこと。
テレビも音楽も伝えるための手段なんだよね。

そしていよいよ初の食レポは和菓子の一落庵さんで。
とても趣味のいい、上品でいながら、敷居を高くしないような店構えで、飾ってある額から、照明から、ショーケースまでどれもこだわって設えたものという感じ。
でもそんなことには触れる余裕もなく、一口で食べた餅に喉を詰まらせるという…
なんかうまいことコメントしようとして、でもやっぱりそんなにすぐに味なんかわからないですよね、、
ただ「うまい!」って伝えたらよかったのに、あれこれ言葉を探してしまうのです。
日頃家の食卓で「食レポごっこ」みたいなことをしていて、やたら具体的なグルメコメントを出すという遊びをしていたのが仇となりました。
とにかく、れんこん餅も佐保姫も丸帆餅もうまかったです。豆大福とさくら餅も食いたかったです!
一落庵さん、ごちそうさまでした。ありがとうございました!

撮影スタッフが街並みを撮影している間、ロケ車で今日の一曲を作る。まだロケ半分だけど一応できた。30秒くらいしか歌を流せないそうなのに金子さんのことだけで40秒超えてしまったけど、、

つぎのロケはスーパーマルミヤの中にあるパン屋「めろんパンダ」さん。
なんとお店に元テレビ局のアナウンサーというスタッフの方がいて、どっちがレポーターかわからん感じでガンガン引っ張っていただき、桜あんパン、黒毛和牛カレーパン、塩クロワッサン、オールドファッションと次々とごちそうになった。
そしてぼくはカメラの前でパンを食べるのは難しいということを知りました。
口が渇くし、ポロポロこぼれるし、揚げたてのカレーパンは熱い!
そして食べたいものを自分で選んで自分のペースで食べられないというのはつらいものだということを早くも知りました。
カレーパンをだけでよいからゆっくり全部たべたかった…世の中のレポーター業の方たち、ご苦労様です!彦摩呂さん尊敬します。

そして元局アナのお姉さんが、ぼくの背中のギターのことまでつっこんでくださり、お店で出来かけの曲を披露させていただく。やっぱりうたうのはたのしいです。

コーヒーとパンのお土産までたくさんいただきました。めろんパンダさん、ありがとうございました!

そのままロケ車でパンランチ。
ぼくは羊羮あんパンというものをはじめて知りました。あんパンの表面が羊羮でテカテカにコーティングされているというもの。一般的なものですか?

自分の知らないことを訊ねたくなるけど、それってみんなにとって常識なのかもしれないと思うと躊躇してしまうこともある。大分県のことまだ全然知らないので、旅人レポーターと思って勘弁してください。

最後のロケ地は実は決まっていなくて、その前に今日の一曲を演奏。なかなかいいと思うんだけど、ディレクターもカメラさんも音声さんもなにも感想を言ってくれないので、不安。

それから歩くシーン何テイクか撮って、最後に飛び込みでアポをとることに。
国道沿いの移動販売の焼鳥屋、「鳥八」さん。
快く取材を受けてくださりありがとうございます!
ここのご主人がとてもおもしろい方だったので、おかげさまで緊張せずに話せました。
ぼくが食べるたびにきれいな目で「どうですか?」と聞いてくれるので、またがんばってコメントしようとしてしまいましたが、本当にただ美味かったです。一発コード鳴らして「うまい!」って叫べばよかったのに、おれ。
特に豚のどナンコツが最高でした!あとぼんじり。
ご主人、奥さんのことを「愛人です」って紹介したり、これは放送できるのか?という冗談を連発。
なぜか子育ての話になり、「過保護はいかん」と教えられました。ありがとうございます!

焼き鳥の串をカメラの前で動かさずにじっと持ち続けるのがとても大変でした。
こういう風にグルメ番組って作られてるんですね…
大変だあ!

こうして早朝から1日かけて撮影は無事終了。
戸次ロケでお世話になったみなさん、本当にありがとうございました!

また来月どこかでロケします。
今度はずっとギターぶら下げてコメントさせてもらおうかな。うたってるみたいに。その方が自然にできそうな予感。

「てれびチラシ」をご視聴のみなさま、どうか大目に見てくださいね!
放送は4月から、毎週2回、計月8回の予定です。
曜日と時間は、今度調べておきます。
大分市と湯布院で見れるようです。


カメラの工藤くん、音声のしげちゃん


土手ではるかぜをうたう平井。寒かった!


ボランティアガイド、杏の会の金子さん。83歳には見えません!記憶力がすごい!


戸次では帆足家が昔からお酒を作っていました。今も残る立派な酒蔵。


鳥八のご主人。男前!


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